普段の暮らしで、毛筆で書く機会と言うのは一般的には、熨斗書きや香典やお祝いごとに使う時ぐらいと答える方が多い物でしょう。
それほどに、書く機会が限られてしまっているのですが、出来ればきれいに丁寧に書きたいものです。
どうしても、達筆であり文字の上手な人が使うというイメージがあるものですが、果たしてそうでしょうか。

実際に暮らしの中では、熨斗書きや香典やお祝いごとで書くことは結構あります。
仕事上、必要に迫られて毛筆を書くことが多い方もいるでしょう。
家庭でも、冠婚葬祭では毛筆で書くことがより丁寧な印象になると思われます。

確かに毛筆は上手な人であれば、苦も無く書けるものですが、苦手意識があったり普段から筆を扱い慣れない方は失敗をする可能性も出て来ます。
出来るだけそう言った苦手意識がある方でも、きれいに書けるようにするためには、筆ペンもお勧めです。
今では、実際に筆で書いたのと遜色がないほどにきれいに書ける筆ペンもありますので、書きやすい商品を探しておきましょう。

筆ペンがあれば、毛筆でも筆や墨、硯などを準備しなくても簡単に書くことが始められます。
実際に販売されているものでも、普通の黒い墨と香典を書く時などに用いられる薄墨のものがありますので、家庭でも2種類を最低限揃えておけば間に合います。

書きなれない方や文字が下手だという思いがある方は、毛筆で良く書く文字だけを練習しておきましょう。
たとえば、氏名、御祝、御香典、御見舞と言った文字です。

丁寧に気持ちを落ち着かせて書くことで、真心が伝わるようになります。
上手な人のようにすぐになることは出来ませんが、書いているうちに慣れてくるので、文字のバランスや筆圧などを体感出来てくるので、文字もしっかりとして来ます。

毛筆は、上手な人が使うものだというイメージを拭うにも、出来るだけ暮らしの中で書く機会があれば、自分で書いてみることを積み重ねて行くようにしましょう。
習うより慣れろと言うように、だんだんと馴染んでくるに従ってきれいな文字を書けるようになるものです。

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